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『CHESS IN CONCERT』セカンドヴァージョン①PR

いよいよ待ちに待った『CHESS IN CONCERT』があと11日後に幕を上げる。今回は“2回目”の日本公演と言うことで“セカンドヴァージョン”と称している。昨年の日本公演は現行の海外公演を短縮したものだった。もっとわかりやすく言えば「海外版で要らないと思った内容はあっさり削られていた」。それでも「内容がわからない」と多くの観客が嘆いていた。役者でさえもカーテンコール後のトークショーで「『CHESS』 は難しい」「わからない」「なぜ『CHESS』を打つ場面が出て来ないのに『CHESS』と言う題名なのか?」と観客達と笑い飛ばしていたが、俳優がそういうことをしてしまうと、観ている者は「俳優にもわからないのに、私達がわからなくても良い」と間違った解釈をしてしまうので、今年はそうした発言は是非、注意してほしいものである。筆者は“30年間”も『CHESS』を観て来たのだ。筆者のようなウオッチャーは日本にはいないだろうが、それでもABBAのビヨルンとベニーの作品である。もしわからないことがあれば、知ったかぶりしたり、あるいは、わからないままにしておかないで、わかる人に“きちんと”聞いてほしい。その人が有名とか無名とかは関係ない!それが本当の“エンターテインメント”の伝承ではないだろうか?果たして、今回は何をどう変え、ゆえに“セカンドヴァージョン”と堂々と宣言するのかが楽しみである。

本サイトでは『CHESS IN CONCERT』終了まで『CHESS』の楽しさ、観方を披露していきたいと思う。尚、筆者は評論家ではない。本作を評論するつもりはない。

近年流行りの「ネタバレ」はしたくないので、昨年の日本語版、及び今年の日本語版をなぞることは避ける。本サイトは日本版ではなく、海外版を元に執筆したい。その為、実際に今回上演されるものとは、かけ離れた内容になることを了承いただきたい。

さて本題に入ろう。『CHESS IN CONCERT』とはアメリカとソビエトのCHESSチェンピョン同士の“世界一大会”の模様をミュージカル・コンサート化したものである。本来はミュージカル『CHESS』があるが、音楽を担当しているのは言わずもがなABBAのビヨルン・ベニーである。その為、「アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウエル」「ワン・ナイト・イン・バンコク」など、この30年の間、音楽のみがフューチャーされることも少なくなかった。ゆえに、音楽に特化した『コンサート・ヴァージョン』が各国で上演されている。

なお、『CHESS IN CONCERT』は来年めでたく“30周年”を迎える。『CHESS IN CONCERT』は1984年、レコード発売よりもいち早く上演された(後日詳細を説明)。

さて、今回の登場人物は…

<アメリカ陣営>

フローレンス(安蘭けい)…アメリカCHESSチャンピョン・フレディのセコンド。

フレディを優勝させるために懸命にフレディを支えるが、徐々に彼女の気持ちに変化が生じる。敵側のソビエト連邦・CHESSチャンピョン・アナトリーに次第に心を奪われていく。“禁断の三角関係”!?果たして結末は如何に!『CHESS』の中では主役と言う役割になる。

フレディ(中川晃教)…アメリカのCHESSチャンピョン、天才だが、とにかく自由奔放で、なかなか周りに理解してもらえない。それどころか発言するたびに誤解を生み、『ワールド・CHESS・チェンピョンシップ』に参加する前から、精神が乱れてしまう。そしてついに恐れていたことが…

<ソ連陣営>

アナトリー(石井一孝)…ソビエト連邦のCHESSチャンピョン、フレディとは違い、

慎重派だ。だが、家庭がある身の彼は少しずつ敵国のセコンド・フローレンスと恋に落ち、そして…。

スベトラーナ(AKANE LIV)…アナトリーの妻

モロコフ…アナトリーノセコンド、KGB

*昨年の日本公演では登場せず!

<審判・アービター>

アービター(マテ・カマラス)…『ワールド・CHESS・チェンピョンシップ』の審判、一見冷静に見えるが、実は…。

*前回は浦井健治が好演。今回は違ったアービターが見られるのは確実!

*敬称略

とにかく、『CHESS』はとても不思議な世界である。おとぎ話のような雰囲気も味わえると思えば、何とも悲しい気分になる。この難解(?)の『CHESS』をどう観ればよいかは、明日以降に説明したい。

続く


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