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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

『CHESS THE MUSICAL』⑤あらすじ詳細・第二幕・パート2・LAST

『CHESS THE MUSICAL』あらすじ詳細昨日の続きである(第二幕最終・LAST)

★インタビュー(THE INTERVIEW)
アナトリーがインタビューを受けにやってくる。そこに待っていたのは、な、なんとフレディだった。フレディはアナトリーに様々な質問をぶつける。この模様は世界に放映されている。フレディVSアナトリー。昨年はCHESSの世界チャンピョンを競ったが、今年は……。フレディは昨年、メラノで自分がメディアから受けた仕打ちを今度はアナトリーにぶつけている。しかもCHESSとは関係ない話題ばかり持ち出してくる。そしてあろうことかアナトリーの妻スヴェトラーナまでスタジオに登場させてしまう。アナトリーは動揺する。とうとう堪忍袋の緒が切れたアナトリーはその場を去る。フレディは昨年の恨みをはらすかのようにアナトリーを憎んでいたのだ。
★アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウエル(I KNOW HIM SO WELL)
初めて顔を合わせたフローレンスとスヴェトラーナ。⼾惑いながらも、本当は⾃分ではなく彼女(相手)の⽅がアナトリーに相応しいのではないか?と彼女(相手)を思いやる。

*「アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウエル」を最初に歌ったのは、ロンドンのウエストエンドで「エビータ」役を演じたイギリスのミュージカル・スター、エレイン・ページ(フローレンス)と、『ブラッド・ブラザー』に出演していたバーバラ・ディクソン(スヴェトラーナ)だった。この曲は1984年〝全英1位〟に輝き、あの〝スーザン・ボイル〟もお気に入りの曲で、実際に歌った場面が2つ目の映像である。

『I KNOW HIM SO WELL』(以下、筆者訳)
[フローレンス]
素敵なものには必ず終わりがある
完璧なものでさえどこから
かひび割れが起こることもある
それでもこなごなになることなく
できるだけ長くもてば良いと願う
振り返るとふと思う
もし、あの時違う風が吹いていたらと
もう少し時間が持てたかもしれないと
彼を知るのには時間がかかりすぎたのね
でも、今だったら私には彼のことがよく分かる

素晴らしがったわね(スヴェトラーナ:素晴らしかったわ)

彼は素敵だったわね(スヴェトラーナ:そう、とっても)
全く馬鹿みたい

[二人一緒に]
私のものにならないなんて

[フローレンス]
結局、私じゃ物足りないのよね……
彼が求めているのは冒険じゃなくて
いつも安全な何か

[スヴェトラーナ]
夢と自由が必要なのよ

[二人一緒に]
彼のことがよく分かる


[スヴェトラーナ]
人生、永遠に関係が壊れそうじゃない
人間なんていない
いつもその人のそばにいても
完璧な愛情(友情)関係なんてありえない
彼のそばにいるために
私の世界を変えたとしても
二人の溝は、あまりにも深すぎるんだわ
振り返ると思う、
もし、あの時、違う風が吹いていたとしたら


もし、あの時、違う風が吹いていたとしたら

(フローレンス:振り返ると思う、他の道もあったのにと)


恋の虜になる前にもっとよく知るべきだった

(フローレンス:少し気を許していたのね)


まだまだ私もお嬢ちゃまね

(フローレンス:今、彼のことがよく分かる)

彼のことがよく分かる

素晴らしかったわね

(フローレンス:素晴らしかったわね)

彼は素敵だったわね

(フローレンス:そう、とっても)

全く馬鹿みたい


[二人一緒]
私のものにならないなんて
自然に成り行きにまかせて
全然、気がつきもしなかった
二人の未来がどうなるなんて
わからなかっただろうに
どうして、今、私は傷つくの?

[スヴェトラーナ]
素晴らしかったわね
彼は素敵だったわね

[フローレンス]
全く馬鹿みたい

[二人一緒に]
私のものにならないなんて

[フローレンス]
結局、私じゃ物足りないのよね……
彼が求めているのは冒険じゃなくて
安全な何か

[スヴェトラーナ]
夢と自由が必要なのよ


[フローレンス]
彼のことがよく分かる

[スヴェトラーナ]
彼を知るのに時間がかかりすぎた


[二人一緒に]
でも今なら、彼のことがよく分かる

[FLORENCE]
Nothing is so good it lasts eternally
Perfect situations must go wrong
But this has never yet prevented me
Wanting far too much for far too long.
Looking back I could have played it differently
Won a few more moments who can tell
But it took time to understand the man
Now at least I know I know him well
[FLORENCE]
Wasn’t it good?
Wasn’t he fine?
Isn’t it madness
He can’t be mine?
[SVETLANA]
Oh so good
Oh so fine
He can’t be mine?
[FLORENCE]
But in the end he needs
A little bit more than me —
More security
[SVETLANA]
He needs his fantasy
And freedom
[FLORENCE]
I know him so well.
[SVETLANA]
No one in your life is with you constantly
No one is completely on your side
And though I move my world to be with him
Still the gap between us is too wide.
[FLORENCE]
Looking back I could
Have played things Some other way
[SVETLANA]
Looking back I could Have played it
Differently Learned about the man
Before I fell
[FLORENCE]
I was just a little Careless maybe
[SVETLANA]
But I was Ever so much
Younger then
Now at least
[FLORENCE]
Now at least I know him well
[BOTH]
I know I know him well
[SVETLANA]
Wasn’t it good?
Wasn’t he fine?
Isn’t it madness
[FLORENCE]
Oh so good
Oh so fine
[BOTH] He won’t be mine?
Didn’t I know How it would go?
If I knew from the start
Why am I falling apart?
[SVETLANA]
Wasn’t it good?
Wasn’t he fine?
[FLORENCE]
Isn’t it madness
He won’t be mine?
[SVETLANA]
He won’t be mine?
[FLORENCE]
But in the end he needs a
Little bit more than me —
More security
[SVETLANA] He needs his
Fantasy and freedom
[FLORENCE] I know him so well
[SVETLANA]
It took time to understand him
[BOTH]
I know him so well

★取引~不成立~(THE DEAL)
アナトリーとビガンドの試合を⽬前に控え、様々な取引が⾏なわれようとしていた。 スヴェトラーナをバンコクへ呼んだのは何を隠そうモロコフだった。モロコフはスヴェトラーナに対して「アナトリーを負けさせることに成功すればアナトリーは再びスヴェトラーナのもとに返ってきてハッピーな未来が待っている」とスヴェトラーナに迫る。
他方、フレディはモロコフからの情報をもとにフローレンスに詰め寄る。フローレンスの父親はブダペストで死亡しておらず、ソ連で30年間投獄されているという重大情報だ。この選手権が「いい結果」になれば、フローレンスの父親は西側諸国への移動が許される……。フレディは何としてもフローレンスを自分の元に戻したかったのだ。しかし、フローレンスはフレディの「取り引き」を拒否する。フレディはフローレンスにもまたもや軽蔑される。
あろうことかフレディは次にアナトリーのもとに強引に乗り込み「取り引き」をもちかける。実はフローレンスのお父さんは生きていて、今、ソビエトに投獄されているが、アナトリーがソビエトの帰れば、フローレンスのお父さんは解放されるという「取り引き」だ。ただでさえもスヴェトラーナがバンコクに来て動揺しているにもかかわらず、アナトリーは気が狂いそうだった。フレディはアナトリーに付け加える。ソビエトから入手したフローレンスの父親にまつわる情報を彼女の耳には入れずにおこうと。アナトリーはフレディの話を信じるべきか迷うが、フレディを追い払う。
それぞれの思惑が交錯する中、運命の試合が始まる。

★エンドゲーム(ENDGAME)
アナトリーとソ連の〝CHESS・マシーン〟との戦いは五分五分だった。アナトリーは混乱していた。自分が勝てばフローレンスの父親は帰ってこない。だが負けることは世界チャンピョンとして許されることではない。このまま逃げるわけにはいかず、アナトリーはCHESSの試合を続けなければならなかった。
偉大なCHESS・プレイヤーがいつの時代もそうであったように、アナトリーは、自身の複雑な人生に翻弄されている。政治の世界で、またプライベートでも、フローレンスに、スヴェトラーナに、モロコフに、フレディに悩まされている。
しかもアナトリーの頭の中ではスヴェトラーナからも、フローレンスからも責められ続けていた。
しかしアナトリーは我れに返る。自分が自分に正直でいられるたった一つの方法は、ゲームで最高のスキルを見せることだと。アナトリーは再びCHESSを通して自分自身を取り戻し始める。
アナトリーは、困難な状況を乗り越えて勝利する。

★ロシア人とフローレンス(RUSSIAN & FLORENCE AT THE AIRPORT)
空港である。アナトリーは試合には勝ったがソビエトに帰ると言い出す。全ては愛するフローレンスの為。自分さえ、ソビエトに戻れば、フローレンスの父親は自由の身になるのだ。そうとは知らないフローレンスは大見栄を張り、スヴェトラーナ(家族)のもとへ帰るべきだと同調する。


★ユー・アンド・アイ(YOU AND I REPRISE)
フローレンスとアナトリーは、一緒にいられる時間が終わったことを知る。だが、お互いへの愛情は終わっていない。アナトリーはフレディからもちかけられた「フローレンスのお父さんを戻す」提案を実現するためにソビエトに帰順することを決めた。そう、アナトリーはCHESSの戦いに負けるか、あるいは勝ってソビエトに戻れば、フローレンスのお父さんは牢獄から解き放たれることを約束されたのだ。従順で真面目なCHESS世界チャンピョン防衛者アナトリーは、自分がソ連に帰ることでフローレンスの父親が解放されたのであればいいと願う。
深く愛し合いながらも、別れを告げる⼆⼈。引き裂かれる思いで、アナトリーは妻と⼦供たちのもとへと帰っていく。

*映像は『アナ雪』で一世風靡したイディナ・メンぜル版

『YOU AND I REPRISE』(映像と下記歌詞があわないところもあります。ご容赦を)
[アナトリー]
きみを求め
きみを愛してると知りながら
何故に別れなけらばならないのか
説明することは到底出来はしない

[フローレンス]
私か馬鹿だったんだわ
夢が叶うと期待し過ぎてしまったのよ

[アナトリー]
こんなにきみを愛しているのに
僕には何もできない

[二人一緒に]
だらだらと言葉だけは並びたてることはできるけど
それでも私は毎日毎晩祈ってしまう
きっと悲しみに押し潰されてしまうでしょうね
あなたと私 全て一緒に見てきた
お互いの心のおもむくままに
だけど私達の場合
無理にハッピーエンドを 装っている

[アナトリー]
こんなにきみを愛しているのに
こんなにきみは私に尽くしてくれたのに
それでも別れなければならない
私の心の葛藤はおわることはない

[フローレンス]
でももう私は振り返らないわ
もし振り返ってもそれはほんの一瞬だけ

[アナトリー]
きみのことを私は理解してたと
言えるだろうのだろうか?


[二人一緒に]
今日わかった最大の収穫は
もうこの事態を変えることはできないということ
自分で自分を責めるのは間違っているのかな
あなたと私
全て一緒に見てきた
互いの心のおもむくまままに
だけど私達の場合
無理にハッピーエンドを 装ってる

[ANATOLY]
Knowing I want you
Knowing I love you Cannot compare
With my despair
Knowing I’ve lost you.
[FLORENCE]
I’ve been a fool to allow
Dreams to become
Great expectations.
[ANATOLY]
How can I love you so much
Yet make no move?
[BOTH]
There will be days and nights
When I’ll want you more than I want to
More than I should
Oh, how I want you.
You and I We’ve seen it all
Chasing our hearts’ desire
But we go on pretending
Stories like ours
Have happy endings.
[ANATOLY]
You could not give me
More than you gave me
I don’t know why I’m standing by
Watching this happen.
[FLORENCE]
I won’t look back anymore
And if I do — just for a moment.
[ANATOLY]
I can’t imagine a time when I won’t care. 
[BOTH]
But here we are today, and it’s over
Hold me and tell me
We’ll meet again Why is it over?
You and I
We’ve seen it all
Chasing our hearts’ desire
But we go on pretending
Stories like ours Have happy endings.

 

★アンセム(ANTHEM REPRISE)
冷戦という苦しい時代に、駒として利⽤され振り回された⼈々。「⼈の作った国など引き裂いてしまえばいい。私の祖国はここにある、私の⼼の中に」とアービターが締めくくるのだが……。

★エピローグ:それにしても、二人の関係は本当に終わったのだろうか?フロ―レンスもアナトリーも離ればなれではあるが、互いに心をかけ合い、これはハッピーな事件だったと思っていた。CHESSゲームと同様に恋のゲームも様々なバリエーションで駒は打てる、おそらくこれも膠着状態に陥ってしまった多くのゲームの1つにすぎないのかもしれない……。 人生とは誰かの手によって邪魔されたり、逆にチャンスを得たり。それでも人は生きていかなければならない。例え、誰かの見えざる手によって行く手を阻まれても……。今後、どうなるかなんて誰にもわからない。今は今の自分をありのまま引き受けること、それが大事だと分かった時、人は次の一歩を踏み出せるのである。FIN


【東京国際フォーラムホールC】
2020/2/1(土)~2020/2/9(日)
料金S席 13,500円 A席 10,000円 (全席指定・税込)
問い合わせ:梅田芸術劇場 0570-077-039
2月1日土曜日・17:30
2月2日日曜日・12:30・17:30*
2月3日月曜日・18:30
2月4日火曜日・13:30
2月5日水曜日・13:30・18:30
2月6日木曜日・休演
2月7日金曜日・13:30
2月8日土曜日・12:30・17:30
2月9日日曜日・12:30
*アフタートーク(登壇者:ラミン・カリムルー、ルーク・ウォルシュ、佐藤隆紀)
◆チケット取り扱いhttps://www.umegei.com/schedule/838/ticket.html#place936
★公演時間
約2時間20分(25分間の途中休憩を含む・英語上演・日本語字幕有り)

★出演者
アナトリー:ラミン・カリムルー
フローレンス:サマンサ・バークス
フレディ:ルーク:ウォルシュ
アービター:佐藤隆起(LE VELVETS)
スヴェトラーナ:エリアンナ
モロコフ:増原英也
飯野めぐみ
伊藤広祥
大塚たかし
岡本華奈
柴原直樹
仙名立宗
染谷洸太
中井智彦
菜々香
二宮愛
則松亜海
原田真絢
武藤寛
森山大輔
綿引さやか
和田清香
(五十音順)
※河野陽介は一身上の都合により降板致します。これによる払い戻しは行いませんことご了承ください。
※都合によりキャストが変更になる場合があります。
★STAFF
作曲:ベニー・アンダーソン、ビヨルン・ウルヴァース
原案・作詞:ティム・ライス
演出・振付:ニック・ウィンストン
音楽監督:島健
照明:ベン・クラックナル
音響:大野美由紀
映像:ダンカン・マクリーン
衣裳:DAISY石橋瑞枝
ヘアメイク:森哲也
演出助手:加藤由紀子
舞台監督:藤崎遊
大阪公演主催:梅田芸術劇場/ABCテレビ
東京公演主催:梅田芸術劇場
後援:WOWOW
企画・制作:梅田芸術劇場


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