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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

『マンマ・ミーア!』好発進!in京都

10月23日日曜日『マンマ・ミーア!』が京都にて再開した。初日にありがちの〝緊張感〝漂う中、いつも同様、ソフィの「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」から幕を開けた。スターティングメンバーもかなりの入れ替えがあり(と言っても、過去、出演済みだが)〝樋口ドナ〝の新たな門出となった。身が引き締まる中、樋口さんは冷静にドナを演じ、キャストをうまくまとめることができた。ようやく自分のペースがつかめたようなで安心した。*写真提供劇団四季

また八重沢ターニャ、出雲ロージーとの『NEWドナ&ザ・ダイナモス』もピッタリ息が遭い、樋口ドナ中心のダイナモスを確立することができた。2002年日本公演初演以来、ドナは保坂さん、濱田さん、ターニャは森さん、前田さん、ロージーは青山さんの印象が強かったが、京都公演初日を観る限りでは、うまく払しょくすることができたと思う。台詞、BGMなど、多少のセパレートの修正があり、特に、樋口さん登場の場面では、ターニャやロージーの手助けがなくても、樋口さんを上手にフォローできるアレンジになったのではないだろうか?*写真提供劇団四季

谷口ソフィはすっかり板につき、十分、安心して観ることができた。リエゾンもビブラートも、細かな箇所を大事に歌っている。心地よい歌声だ。以前谷口さんにインタビューした時同様、初々しさは変わっていない。今後、谷口さんは多くの舞台を踏むことだろうが、ソフィ役はその代表作になることは間違いないだろう。

荒川サム、佐野ハリー、脇坂ビルの〝NEWトリオ〝も緊張感の中、力強い男性像を魅せることができたのではないかと思う。荒川さんは以前よりサムを演じて来たが、ハリーは日本公演初期の八巻さんのTYPEに戻ったのではないだろうか。ビルも野中さんの存在が大きかっただけに、脇坂さんの今後の活躍に注目したい。

ペッパー常連の大塚さんは過去、稀にエディを演じてきたが、京都公演ではエディに戻り、その代わりに一和さんがペッパーを演じることとなった。この為「ダズ・ユア・マザー・ノウ」ではペッパーのバク転を観ることができる。「アイ・ドゥ、アイ・ドゥ」では指笛はなくなる。俳優の違いにより、こうしたちょっとした違いもあるので、十分に楽しんでほしい。

アリは朴さん、リサは若奈さん。京都公演は地方公演同様、二人が最初にソフィと再会する場面は右袖から登場する(壁を乗り越えない)。谷口ソフィとの相性も良いようで、多少の間合いや台詞の修正はあったものの〝面白おかしい3人組〝を演じることができたのではないだろうか。「ハニー、ハニー」のシーンは、それ以降の場面に大きな影響を与えるので、この3人組がスムーズにスタートすると、ドナ&ザ・ダイナモスも、男性3名も登場しやすくなる。

22日の「時代祭」が雨の為順延となり『マンマ・ミーア!』初日と重なったが、京都の歴史が1300年以上続いてきたように、『マンマ・ミーア!』も引き続き、多くのファンから愛されるミュージカルになるよう、今後も応援して行きたい。既に3月4日までのロングラン公演も決まったので、是非一度は足を運んでほしい。新しい何かを『マンマ・ミーア!』京都公演に観ることができるのではないだろうか?愛すべき劇団四季『マンマ・ミーア!』である。*写真提供劇団四季


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