2023年5月13日（土）（日本時間 14日日曜日午前4時～）にイギリス、リバプールでユーロビジョン・ソング・コンテスト2023のグランド・ファイナルが行なわれ、スウェーデン代表のロリーンが「Tatoo」を披露し、審査員投票で1位を獲得。その後、視聴者投票が加算される中でも1位を維持し、合計583点で優勝した。なお、ロリーンは2012年にも「Euphoria」で優勝しており、ユーロビジョン2回の優勝は史上2人目。来年は『世界デビュー50周年』を迎えるABBAの母国スウェーデンで本選が開催！これは単なる偶然か？
2023年大会の栄冠に輝いたロリーンは1983年、スウェーデンのストックホルム生まれ。両親はモロッコ出身。2004年に放送されたスウェーデンのテレビ番組『Idol』に出演し、スウェーデン国内で注目を浴びました。その後の数年間は表舞台での活動はしていませんでしたが、2012年に開催された『ユーロビジョン・ソング・コンテスト 2012』で初優勝。コンテストで歌ったシングル曲「Euphoria」がヨーロッパを中心に大ヒットし、スウェーデンや全英のシングルチャートで上位を獲得しました。以降、着実にキャリアを築き、今回は「Tattoo」という楽曲で力強いボーカル＆圧巻のパフォーマンスで観客を魅了。審査員投票で堂々の1位を獲得、視聴者投票も加算され、合計583点で優勝を勝ち取りました。
今年の大会は、「コロナ前のユーロビジョンが戻ってきた」と思わせてくれるような声援が飛び交う大盛況の素晴らしい大会でした。本来の決勝の場は、昨年優勝したウクライナでしたが、ロシア侵攻が続いていることによりイギリスリバプールでの開催となりました。
グランドファイナルのオープニングでは、昨年の2022年優勝者のカラシュ オーケスラ（Kalush Orchestra）が「Stefania」、2021年代表のゴー・エー（Go_A）が「Shum」、 2015年大会優勝者のジャマラ（Jamala）が「1994」、2006年の代表で昨年日本を訪れたティナ・キャロル（Tina Karol）が「Show Me Your Love」、ラストは2007年準優勝者のヴェールカ・セルヂューチュカ（Verka Serduchka）が大勢のダンサーを引き連れて「Dancing Lasha Tumbai」を披露しました。
上位5位について、優勝したのはスウェーデン代表のロリーン（Loreen）、2位はフィンランド代表のカーリヤ（Käärijä）、3位はイスラエル代表のノア・キレル（Noa Kirel）、4位はイタリア代表のマルコ・メンゴーニ（Marco Mengoni）、5位はノルウェーのアレクサンドラ（Alessandra）という結果となりました。
さあ、来年のユーロビジョン決勝戦舞台はABBAのスウェーデン！！
＊なお、ビヨルンは決勝戦でスピーチした模様。画像（音声）が入り次第、当サイトでご紹介いたします。
