ABBAのスター、ビヨルンは、現在の妻であるクリスティーナ・サスとの関係が始まった当初、年齢差に不安を感じていたことを明かした。
2人は2021年、ABBAのアルバム『Voyage』のリリースに関わるプロジェクトで出会い、その後ビヨルンが41年間連れ添った音楽ジャーナリストのレーナ・カレショーと離婚した翌年に交際を開始した。
ビヨルンとサスは、2024年9月に結婚。式はコメディアンでTV司会者のサンディ・トクスヴィグが司式を務めた。サスは現在52歳で、ビヨルンとは28歳差である。
新たなインタビューで、79歳のビヨルンは、関係の初期には年齢差が心に引っかかっていたと語った。彼にとってはまさに「一目惚れ」だったにもかかわらずだ。
「出会ってすぐ、私は自分自身と年齢差に対して深刻な葛藤を抱えました」と彼は英紙『The Times』に語った。
「年下の人に恋をすると、誰だって『自分は正しいことをしているのだろうか?』と考えるものです」。
最終的には「ただ諦めた」と彼は振り返る。
「彼女が年上の自分と一緒にいたいと思うのなら、それは彼女が決めること。お互いに愛し合っていればいい。今では年齢差は問題にならないし、話題にすることもほとんどありません」。
ビヨルンには、最初の妻アグネタとの間に2人の子ども――リンダ・エリン・ウルヴァースとピーター・クリスチャン・ウルヴァースがいる。さらに、カレショーとの間にもエマとアンナという2人の娘がいる。
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最近、ビヨルンとABBAの他のメンバー(ベニー、フリーダ、アグネタ)は、ABBAの公式伝記に取り上げられた。この本では、1974年のユーロビジョン優勝者たち4人すべての貴重なインタビューが掲載され、彼らと親しい関係者たちも登場。「ダンシング・クイーン」のような永遠の名曲がどのように生まれたかについての舞台裏が描かれている。
その伝記『Melancholy Undercover: The Book of ABBA』(著:ヤン・グラドヴァル)は昨年刊行された。
「初めて聴いたとき、私は泣きました。とても美しかった」とフリーダは語っている。
ビヨルンは、当時の妻アグネタが寝ていたため、妹の家へ行き、「ダンシング・クイーン」を何度も何度も繰り返し聴かせたことを回想している。
*1974年、ユーロビジョン・ソング・コンテストで優勝した後、ステージ上のABBA(ゲッティイメージズ)。
「僕たちは、自分たちの曲がこんなに素晴らしく聴こえるなんて信じられなかったんです」と彼は語った。
「ダンシング・クイーン」は2015年にグラミー殿堂入りを果たし、しばしば「史上最高のポップソングの一つ」として評価されている。
今後の予定
ビヨルンは、6月2日〜7日に開催されるSXSWロンドンで講演を行なう予定。