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シングルド・アウト: DDヴァーニ&ザ・キャデラック・バンド「ソー・ロング」(ABBAカバー)

DDヴァーニ&ザ・キャデラック・バンドが、ABBAの名曲「ソー・ロング」のカバーをリリースした。これを記念して、新アルバム『バックル・アップ』に収録されたこの曲について、なぜカバーすることになったのかをDD本人に語ってもらった。以下がそのストーリーだ。

― なぜABBAの「ソー・ロング」をカバーしようと思ったのですか?

僕はいつも「これはカバーできる曲かな?」と半分耳を傾けながら音楽を聴いているんだ。この曲には、僕らがやっているロックンロール/ビッグバンドのスタイルに通じるスウィング感がある…そう思ったんだ、ハハハ。実際に弾いてみると、そのスタイルに少し寄せていくのがとても自然に感じられた。

それに、バンドには素晴らしい女性シンガー(キングストンとグレイ・スター)がいるから、女性ボーカルを残せるのも魅力だった。歌詞は男性視点に変える必要があったけど、「お金なんていらない、相手が自分と一緒にいたいから一緒にいるんだ」という考え方にはロックンロール的な態度がある。「ソー・ロング、またな、ハニー」ってね。だからすごく共感できたんだ。

― スタジオでの録音について、そして出来上がったものについてどう感じていますか?

僕が作ったアレンジは、自分でもすごくいい感触があった。オリジナルは最後がフェードアウトしていく感じだけど、僕はそこをもっとロックに盛り上げられると思っていて、それがすごくクールに仕上がったんだ。

ホーンのアレンジを担当してくれたジム・マクミレンに送ったんだけど、彼は素晴らしい仕事をしてくれた。僕らはとても良い協力関係を築けて、彼はすぐに僕の意図を「理解」してくれたよ。アルバム全体を通して大事にしたのは「エネルギーたっぷり」であることだったし、ホーンはまさにその勢いをつかんでくれた。

さらに、ドラムを担当したバーニー・ドレゼルも全編で素晴らしい仕事をしてくれた。彼はロックンロールのエネルギーを全開にしながら、スウィング/ビッグバンドの基盤を曲に残すことができるんだ。

― ABBAについて全般的にどう思いますか?

僕はABBAが本当に大好きだ。というか、嫌いな人なんているのかな? 彼らは本当にキャッチーで素晴らしい曲を書く。正直なところ、ディスコ色の強い曲は個人的にはなくてもいいと思うけど、カタログ全体を聴くと、むしろそういう曲ばかりじゃなくて、素晴らしいポップソングがたくさんあるんだ。

数年前に映画『オデッセイ(The Martian)』を観てから「恋のウォータールー」にハマったんだ。あの映画はお気に入りのひとつで、船長がABBA好きっていう設定があるんだよね。最近ブロードウェイの『マンマ・ミーア!』を観に行ったんだけど、本当に最高だった。

僕にとってABBAは、最初に聴いた瞬間からキャッチーで楽しくてエネルギッシュな音楽なんだ。そういう音楽が僕は本当に好きで、自分が曲を書くときも常に目指しているものなんだよ。

― 「ソー・ロング」をライブで披露する予定はありますか?

このバージョンをみんなに聴いてもらうのがすごく楽しみなんだ。インタビューをたくさん受けて、この曲について特に質問されることも多いよ。だって言った通り、みんなABBAファンだからね。でもこれはABBAの中でもやや「ディープ・カット」にあたる曲で、これまでの反応もすごく良いんだ。ライブで演奏したら絶対に楽しい曲になると思う。今年後半からいくつかのショーを始める予定だから、この曲では観客と一緒に歌ったり踊ったりできたらいいなと思っている。

ただし…ベルボトムや厚底ブーツを履くつもりはないよ ― どこかで一線は引かないとね(笑)。

※DDヴァーニ&ザ・キャデラック・バンド(DD Verni & The Cadillac Band) は、ヘヴィメタル・バンド オーヴァーキル(Overkill) の創設メンバーでありベーシストの DDヴァーニ(本名:Carlo “D.D.” Verni) が率いるプロジェクトバンドです。

このバンドは、オーヴァーキルのスラッシュメタル路線とはまったく異なり、ロックンロール、スウィング、ビッグバンド、ジャズの要素を取り入れた華やかなサウンドが特徴です。複数の女性シンガーやホーンセクションを擁し、エネルギッシュかつ陽気なショーバンド的スタイルで活動しています。

2021年にデビューアルバム『Let’s Rattle』をリリース。続いて2025年にはセカンドアルバム『Buckle Up』を発表し、その中でABBAの「ソー・ロング」のカバーを収録して話題となりました。

ヴァーニ自身は「ABBAのキャッチーで楽しい音楽に惹かれる」と語っており、クラシックロックやジャズのスタイルをベースに、幅広いリスナーに楽しんでもらえる音楽を目指しているバンドです。

https://www.antimusic.com/news/25/0923singled_out_dd_verni___the_cadillac_bands_so_long_abba_cover.shtml


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