ABBAファッション完全ガイド
グリッター、ジャンプスーツ、プラットフォームブーツ――なぜABBAの衣装は今も愛され続けるのか
ABBAといえば、「ダンシング・クイーン」「マンマ・ミーア」「ギミー!ギミー!ギミー!」といった名曲だけでなく、誰もが一目でABBAだと分かる華やかな衣装でも有名です。
スパンコール、ラメ、ベルボトム、ケープ、プラットフォームブーツ――。
1970年代のABBAは、音楽だけでなくファッション面でもポップカルチャーを象徴する存在でした。現在でもTikTokやファッション誌でABBAスタイルが取り上げられるなど、その影響力は続いています。
ユーロビジョン優勝と“派手衣装”の誕生
ABBAが世界的ブレイクを果たしたのは1974年の「恋のウォータールー」でのユーロビジョン優勝でした。
当時の彼らは、とにかく目立つことを重視していました。
ビヨルン・ウルヴァースは後年、
「誰よりも派手でなければ見てもらえないと思った」
と振り返っています。
その結果生まれたのが、きらびやかで大胆なステージ衣装でした。
ABBAファッションの特徴
ABBAスタイルを象徴するアイテムは次のようなものです。
- スパンコール付きジャンプスーツ
- ベルボトムパンツ
- メタリック素材
- 白いニーハイブーツ
- ケープ
- フリンジ装飾
- ラインストーン
- 大きなベルト
- サテン素材
特にアグネタとフリーダのステージ衣装は、ディスコ文化と北欧的デザインが融合した独特のスタイルとして知られています。
デザイナーはウーヴェ・サンドストローム
ABBAの代表的な衣装の多くは、衣装デザイナーの Owe Sandström によって制作されました。
彼は衣装について、
「単なる衣装ではなく芸術作品のようにしたかった」
と語っています。
日本の着物やスカンジナビアのオーロラ、ラテン文化など、世界各地からインスピレーションを得てデザインしていたそうです。
なぜあんなに派手だったのか?
実はABBAの衣装には有名な逸話があります。
1970年代のスウェーデンでは、
日常生活で着られない舞台衣装は税控除の対象になる
という税制がありました。
そのため、普段絶対に着られないほど派手な衣装を制作したと言われています。
もちろん税金対策だけではなく、「ABBAらしさ」を視覚的に表現する目的もありました。
現代ファッションへの影響
ABBAのファッションは現在も高い評価を受けています。
『Vogue』はABBAを
「1970年代レトロファッションの巨匠」
として紹介しています。
近年では、
- セリーヌ
- ステージ衣装デザイナー
- TikTokクリエイター
- ABBA Voyageファン
などがABBAスタイルを再解釈しています。
ABBAスタイルが愛され続ける理由
ABBAの衣装は単なる懐古趣味ではありません。
そこには、
- 自由さ
- 楽しさ
- 自己表現
- ポップアート的感覚
- 非日常への憧れ
が詰まっています。
だからこそ50年以上経った今でも、
「ダンシング・クイーン」が流れると、人々はグリッターやベルボトム、白いブーツを思い浮かべるのです。
ABBAは音楽だけでなく、“着るポップカルチャー”そのものだったと言えるでしょう。
*記事風に筆者編集
https://graziadaily.co.uk/fashion/outfit-ideas/abba-outfits/


