そして『クリスティーナ(・フローン・ドゥーヴェモーラ)』の強い感動
6月6日、私たちはヘレン・シェーホルムとマルティン・エステルグレンによる素晴らしい野外コンサートを体験しました。
会場は、ノルショーピングの少し北にある美しい古い邸宅、ロドガ農園(※)でした。
まぶしい陽光の下、まるでおとぎ話のような美しい環境の中に、約300人の観客が集まりました。
コンサートは親密な雰囲気に包まれ、スウェーデン音楽、ヴィーサ、ABBA、BAO、そしてもちろん『クリスティーナ』からの忘れがたい楽曲が披露されました。
この日はスウェーデンのナショナルデーだったため、コンサートはスウェーデン国歌『古き自由な北の国』で始まり、観客全員が立ち上がりました。
しかし、『クリスティーナを愛する私たちにとって特に特別だったのは、ヘレンがこのミュージカルに出演することになった経緯を語り、その後、作品からいくつもの楽曲を歌ってくれたことです。
彼女は、
- 『ドゥーヴェモーラの牧場』(※)
- 『ヘンマ(故郷)』
- 『あなたはいてくれなければ そして最後に、彼女自身と最も深く結びついているともいえる名曲
などを披露しました。
特に『あなたはいてくれなければ』は、非常にシンプルで、観客のすぐそばに寄り添うような、心を揺さぶるバージョンで歌われました。
スウェーデンを代表する偉大な歌声の一人、ヘレン・シェーホルムによる忘れがたい一夜でした。
その美しい環境が、音楽をさらに身近に、より深く感じさせてくれました。
いくつかの動画クリップは、別途アップします。
※ロドガ農園(Rodga Säteri)は、スウェーデン東部のエステルイェートランド地方、ノルショーピング市にある歴史ある荘園(マナーハウス)です。「Säteri(セーテリ)」は、かつて貴族が所有していた格式ある大農園・荘園を意味します。ロドガ農園は、ノールショーン湖とセールショーン湖の間に位置し、豊かな森と湖に囲まれた自然豊かな環境で知られています。
歴史
ロドガ農園の歴史は中世までさかのぼり、1543年にはすでに記録に登場しています。17世紀後半、オランダ出身の実業家ハンス・ピーター・ヘルヴェーグがこの地を取得し、帆布工場を設立しました。当時、カール11世の海軍向けの帆布を生産する重要な産業拠点となり、33台の織機と約500世帯が関わる一大工業集落へと発展しました。
19世紀には帆布製造が終了し、その後は斧の製造で知られるHults Bruk(フルツ製鉄所)と結び付くようになりました。現在でも「AGDOR」ブランドの斧は、この地域の伝統を受け継いでいます。
現在のロドガ農園
現在のロドガ農園は、歴史的建造物として保存される一方で、カフェやイベント会場として一般公開されています。夏季には湖畔のカフェが営業し、自家製アイスクリームや軽食を楽しめるほか、音楽イベントや野外コンサートも開催されています。
ヘレン・シェーホルム公演との関係
2026年6月6日のスウェーデン建国記念日には、このロドガ農園でヘレン・シェーホルムとマルティン・エステルグレンによる野外コンサートが開催されました。
約300人の観客が、美しい庭園と歴史ある館を背景に、スウェーデン音楽やABBA、BAO(ベニー・アンダーソンズ・オーケスター)、そして『クリスティーナ』の名曲を楽しみました。
森と湖に囲まれた静かなロケーションは、ヘレン・シェーホルムの歌声と作品の世界観をいっそう引き立てる舞台となり、来場者にとって忘れられない一夜となりました。
※『クリスティーナ』の代表的な楽曲のスウェーデン語原題は、次のとおりです。
- 『ドゥーヴェモーラの牧場』
Duvemåla hage - 『ヘンマ(故郷)』
Hemma - 『あなたはいてくれなければ』
Du måste finnas
この3曲は作品を代表する名曲として特に人気があります。
- Duvemåla hage(ドゥーヴェモーラの牧場)
クリスティーナが故郷への思いを歌う、美しく叙情的なナンバー。 - Hemma(ヘンマ/故郷)
「故郷」「我が家」への深い郷愁を歌った楽曲で、移民として暮らすクリスティーナの心情を表現しています。 - Du måste finnas(ドゥー・モステ・フィンナス/あなたはいてくれなければ)
クリスティーナが神に向かって歌う、ミュージカル最大の名曲です。絶望と希望が交錯する感動的なソロで、ヘレン・シェーホルムの代表曲として世界中で知られています。
※ナショナルデーとは、国の記念日・建国記念日のことです。
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