マイケル・ジャクソンとABBAのトリビュート公演、シアター・ロイヤル・ウィンザーで開催
*ABBAのトリビュート・ショーがシアター・ロイヤル・ウィンザーにやって来ます。
(画像:シアター・ロイヤル・ウィンザー)
音楽界のレジェンドたちを讃える2つのトリビュート公演が、今年11月に舞台に登場します。
シアター・ロイヤル・ウィンザーでは、11月3日にマイケル・ジャクソンのトリビュート・コンサート『マン・イン・ザ・ミラー』が、続いて11月8日にはABBAのトリビュート公演『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』が開催されます。
『マン・イン・ザ・ミラー』は、「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンに捧げる「刺激的で興奮に満ちた」一夜をファンに届ける公演です。世界屈指のマイケル・ジャクソン・トリビュート・アーティストの一人、CJが主演を務めます。
公演には、パフォーマーやミュージシャンによるフルキャストが出演。振り付け、視覚効果、衣装などを駆使して、マイケル・ジャクソンを象徴する独特のスタイルを再現します。
観客は「スリラー」「ビリー・ジーン」「ビート・イット」「スムーズ・クリミナル」、そして公演タイトルにもなっている「マン・イン・ザ・ミラー」など、数々の名曲を楽しむことができます。
マイケル・ジャクソンは、まずジャクソン5のリード・シンガーとして有名になり、その後、現代のポップカルチャーを大きく変える存在となりました。
ソロ・アーティストとして初期の大きな飛躍を遂げたのは、クインシー・ジョーンズがプロデュースした1979年のアルバム『オフ・ザ・ウォール』でした。
そして1982年、代表的アルバム『スリラー』によって、マイケル・ジャクソンはそれまでにない世界的な名声を獲得しました。
一方、『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』は今年で22年目を迎え、ABBAの数々のナンバーワン・ヒットをステージで蘇らせます。
このトリビュート公演には豪華キャストが出演し、色鮮やかな衣装と華やかなパフォーマンスで、「恋のウォータールー」「ダンシング・クイーン」「マンマ・ミーア」「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」「ザ・ウィナー」など、おなじみの名曲を披露します。
ABBAが国際的なブレイクを果たしたのは「恋のウォータールー」でした。この曲で1974年のユーロビジョン・ソング・コンテストに優勝しました。
1970年代から1980年代初頭にかけて、ABBAはポピュラー音楽史上、最も成功したレコーディング・アーティストの一組となりました。
主催者はこのトリビュート公演を「今年最高のパーティー」と表現し、ファンに向けて「踊って、思いきり楽しんで、人生最高のひとときを過ごしましょう」と呼びかけています。
シアター・ロイヤル・ウィンザーは、次のようにコメントしています。
「長年のファンの方も、マイケル・ジャクソンの魔法を初めて体験する方も、準備はいいですか。私たちが皆さんを時代をさかのぼる旅へとお連れします。ほかでは味わえない特別な一夜をお楽しみください。
ダンシング・クイーンの皆さん、お待たせしました。今夜は皆さんが『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』と言うための夜です。
だって、歌も踊りもなかったら、私たちはいったい何なのでしょう?」。
それぞれの公演のチケット料金は、34.25ポンドからとなっています。
※シアター・ロイヤル・ウィンザーとは?
シアター・ロイヤル・ウィンザー(Theatre Royal Windsor)は、イングランド南東部バークシャー州ウィンザーにある歴史的な劇場です。Theatre Royal Windsor は、世界的に有名なウィンザー城のすぐ近く、テムズ川との間に位置しています。住所は 32 Thames Street, Windsor, Berkshire, SL4 1PS。ウィンザー観光と組み合わせやすい場所にあります。
200年以上にわたるウィンザーの演劇史
この劇場のルーツは非常に古く、ウィンザーにおける演劇の記録は1706年まで遡ります。1778~1793年には町外れの小さな納屋が劇場として使われ、1793年には新しい劇場が建設されました。当時は国王ジョージ3世も、ウィンザー城滞在中にたびたび観劇したと劇場公式史に記録されています。シアターロイヤルウィンザー
現在地には1815年に劇場が建てられましたが、1908年2月18日の火災で焼失。その後再建され、現在の建物が完成し、1910年12月17日に開場しました。現在の劇場はグレードII指定建造物で、約633席を備えています。シアターロイヤルウィンザー
内部は「古き良き英国劇場」そのもの
内部に入ると、外観以上にクラシックな英国劇場らしさを感じられます。赤い客席、白と金を基調とした装飾、何層にも重なるバルコニー、額縁のように舞台を囲むプロセニアムが特徴です。
現在の内装デザインは舞台美術家カール・トムズが1965年に手掛けたもので、その後1973年、1994年、2018年に改修されています。シアターロイヤルウィンザー
633席程度ですから、ロンドンの巨大なウェストエンド劇場と比べるとかなりコンパクトです。その分、舞台との距離が近い親密な雰囲気の劇場で、観光当局も「intimate theatre」と紹介しています。
王室とのつながりも深い劇場
「ロイヤル」という名前にふさわしく、英国王室とも長い関係があります。
1793年の劇場にはジョージ3世のためのボックス席が設けられていました。また1938年には、国王ジョージ6世とエリザベス王妃が『ザ・ローズ・ウィズアウト・ア・ソーン』を観劇。その後も王室メンバーが訪れる伝統が続きました。シアターロイヤルウィンザー
ウェストエンドにつながる「制作劇場」
シアター・ロイヤル・ウィンザーの重要な特徴は、単に巡回公演を受け入れるだけの劇場ではなく、自ら作品を制作するプロデュース劇場(producing theatre)であることです。
古典演劇、新作、ミュージカル、コンサート、英国伝統のパントマイムなど非常に幅広く、新作がここで上演された後、ロンドンのウェストエンドへ移ったり、英国ツアーに出たりすることもあります。劇場側は、英国で年間を通して運営されている「補助金を受けていない制作劇場」として紹介しています。シアターロイヤルウィンザー
特にクリスマス時期の伝統的なパントマイムは有名で、80年以上にわたって継続されています。シアターロイヤルウィンザー
今回のABBAトリビュート公演との関係
今回の記事に登場した『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック(Thank You For The Music)』は、こうした歴史ある舞台で上演されるABBAトリビュート・ショーです。
約633席という比較的コンパクトな空間なので、「ダンシング・クイーン」「マンマ・ミーア」「恋のウォータールー」「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」「ザ・ウィナー」といったABBAの名曲を、大規模アリーナとは違った舞台と客席の距離が近い劇場空間で楽しめる会場と言えます。
つまりシアター・ロイヤル・ウィンザーは、「ウィンザー城のすぐそばにある、1910年開場の美しいエドワード朝様式の歴史的劇場」。200年以上に及ぶウィンザーの演劇文化を受け継ぎながら、現在も演劇、ミュージカル、コンサート、トリビュート・ショーなどを上演している、英国を代表する地方劇場の一つです。シアターロイヤルウィンザー
https://www.sloughobserver.co.uk/news/26576175.michael-jackson-abba-tributes-theatre-royal-windsor/





