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『CHESS』の再発明、ロック・ミュージカルの演出、そしてブロードウェイと母親業の両立について

インタビュー:ロリン・ラターロ
――『CHESS』の再発明、ロック・ミュージカルの演出、そしてブロードウェイと母親業の両立について

ブロードウェイで30年以上にわたり活動してきたダンサー出身の振付家、そして演出家へと転身したロリン・ラターロは、『CHESS』『イントゥ・ザ・ウッズ』『ミセス・ダウトファイア』『ウェイトレス』『プロデューサーズ』『ザ・ハート・オブ・ロック・アンド・ロール』など、実に幅広い作品に携わり、その多才さによってキャリアを築いてきた。
最近のインタビューでラターロは、ミュージカルのレガシーを再構築すること、伝説的なコラボレーターたちとの仕事、そして「全部やる」ことを恐れない母親としてこの業界を生きることについて振り返った。

*ロリン・ラターロ
(© トリシア・バロン)

『CHESS』は演出するのが非常に難しい作品です。このプロダクションは、一般的なリバイバル作品を手がける感覚とは違いましたか?

まるで新作ミュージカルを振り付けているような感覚でした。というのも、参考にできる明確な「設計図」が存在しなかったので、私たちは完全に自分たちの世界観を作り上げる必要があったんです。
マイケル[メイヤー]、ダニー[ストロング]、ベニー[アンダーソン]、ビヨルン[ウルヴァース]、ティム[ライス]と一緒に仕事ができたことは本当に刺激的でした。
舞台装置がロック・コンサートのような空間だったので、広がりがあって、踊る場面では思いきり前に出て、本当に全力でダンスすることができました。

このプロダクションで、ご自身が掲げていた個人的な目標は何でしたか?

天国から見下ろしているマイケル・ベネットに「よくやった」と思ってもらいたかったんです。
ジェリー・ミッチェルは彼のアシスタントで、ジェリーとマイケルはロンドンに飛び、非常に伝説的なダンス・オーディションを行ないました。すべてのダンサーが参加するもので、2週間にも及ぶ、踊り尽くしのオーディションでした。
参加していたダンサーたちはインタビューで、「人生で一番ハードなダンスだった」と語っていました。

しかし、マイケル・ベネットはその後ロンドンに戻ることはありませんでした。オーディションの直後に病に倒れてしまったのです。
そのため、彼が思い描いていた舞台の姿は、映像にも、演出にも、何ひとつ形として残りませんでした。
私は、彼が誇りに思ってくれるようなものを作らなければならない、という大きくて美しいプレッシャーを強く感じていました。

現在、演出家として『Starstruck』と『Begin Again』という2つのプロジェクトが進行中ですね。

今は『Starstruck』でインディゴ・ガールズのエミリー・セイラーズと一緒に仕事をしています。
私にとって、インディゴ・ガールズのアルバム『Swamp Ophelia』は特別な存在で、小学6年生から中学2年生くらいまで、寝室でそのカセットテープをずっと聴いていました。曲は一音一音、すべて覚えています。
今こうしてエミリーと同じ部屋にいて、「夢じゃない?」と思っています。

『Begin Again』でのトレインとの仕事も同じです。彼らは本当に素晴らしい人たちで、すっかり親しい友人になりました。
オープニング・ナンバーを書き直している最中に、パット・モナハンと一緒に座りながら、「これは一体誰の人生なの?」と思っていました。

ご自身を“ロックンロールの囁き手”だと思いますか? 音楽の動き方に理由があるのでしょうか?

私にとっては、物語こそがすべてです。
『トミー』は『ハート・オブ・ロック・アンド・ロール』とも、『ウェイトレス』とも、『CHESS』とも、まったく違う動き方をしています。

私たちがすでに知っている音楽を使う場合、それは二重の現実の上に存在していると思います。
劇場に入った瞬間やリハーサルの場で、その音楽にはすでに意味があります。そこに物語の中で新たな意味を見つけていく。
だから私にとって音楽には、とても魔法のような力があるんです。

皆さんもそうだと思いますが、例えば中学生の頃に聴いていた曲を聴くと、その時にいた部屋の匂いまで思い出しませんか?
私はフェアフィールドの町営プールや、ラジオで流れていた曲を思い出します。塩素の匂いまで感じられるんです。

物語を語ること、それこそが、私がダンスに最も惹かれる部分です。
だからこそ、演出という仕事にこれほど興味を持っているのかもしれません。

*『CHESS』音楽スーパーバイザー:ブライアン・ユサイファー、
演出:マイケル・メイヤー、
脚本:ダニー・ストロング、
振付:ロリン・ラターロ

(© ジェニー・アンダーソン)

振付家から演出家になることは、大きな変化でしたか?

とても幸運だったのは、これまで一緒に仕事をしてきた演出家たちが本当に優れた人たちだったことです。
彼らから多くを学びましたし、振付家としても常に明確な視点を持っていました。
演出では、それが少し引いた視点になるだけ。考え方は同じです。

私はコラボレーションが好きですし、新作ミュージカルを作るのが好きです。
ブロードウェイで30年仕事をしてきて、ミュージカルの構造はもう身体に染みついています。

演出家として、ダンサーや振付家と仕事をするときはどんな感じですか?
ご自身の経験が幅広い分、細かく管理したくなりませんか?

実はその逆です。私は振付家を心から信頼しています。
ダンサーはショービジネスの中で最も努力している人たちですから、たっぷりと自由な空間を与えます。
信頼した上で、必要なところを手助けし、形を整え、キュレーションしていくんです。

最初にとても明確な話し合いを行ない、その後、彼らが作り上げたものを見て、さらに磨き上げていきます。

この業界で働く母親であることについてはどうですか?
一般的な仕事をしている母親とは違った苦労もありますよね?

娘は今、本当に楽しい年齢です。
昨年の夏にロンドンで『プロデューサーズ』をやったときは、娘を連れて行き、ロンドンのキャンプに通わせました。
この夏はオールド・グローブで『Begin Again』を演出しますが、また一緒に行きます。セーリング・キャンプやサンディエゴ動物園のキャンプに入れる予定です。

彼女はとてもユニークな子ども時代を過ごすでしょう。
睡眠はなかなか取れませんが、私は自分の夢を生きていて、同時に母としての夢も生きています。だから、とても、とても幸せです。

『プロデューサーズ』でWhatsOnStage賞にノミネートされたのを見て、とても嬉しかったです。ロンドンでの仕事はいかがでしたか?

今回で3回目のロンドンでした。
『ウェイトレス』と『ミセス・ダウトファイア』もロンドンで上演されましたが、今回が初めて、ロンドンで“ゼロから”作品を作る経験でした。
『ウェイトレス』や『ダウトファイア』は、まずアメリカで作り、その後ロンドンに持って行った作品でしたから。

ロンドンのコミュニティは本当に素晴らしく、キャスト全員がとても優秀でした。
演出家のパトリック・マーバーと一緒に仕事ができたことも大きな喜びで、本当に楽しい時間を過ごしました。

https://www.theatermania.com/news/interview-lorin-latarro-on-reinventing-chess-staging-rock-musicals-and-balancing-broadway-with-motherhood_1824463/


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