ドナの親友ターニャとロージーがソフィの結婚式の為、やってくる。ターニャは世界中の富豪と結婚、離婚を繰り返し、ブランド物に包まれた衣装とハイヒールで到着。普段の自分の居る場所とは明らかに違う島に着いた早々疲れた様子だ。他方、ロージーは誰もが知っている料理研究家。自然には慣れ親しんでいる。そんな二人を親友ドナが出迎える。3人は昔、バンドを組んでいた。グループ名は“ドナ&ザ・ダイナモス”。3人は若い頃に戻り、ソフィが親友と再会した時同様、ハシャいでしまう。そんな時、ソフィが現れ、ロージーと固く再会のハグをする。ターニャは整形のし過ぎで一度はソフィにスルーされるが、ターニャもソフィと再会のハグをする。再会の挨拶を終えたもとにソフィのフィアンセ・スカイと挨拶をかわす。スカイのそばには友人のペッパーやエディが居る。バーテン兼その他諸々、ドナの使用人だ。ドナは20年間、一人でソフィを育て、ホテルを経営してきた。お客はなかなか増えない。お客を増やすためにナンパ船を海に停泊させて宝探しをさせたり、色んな努力はしているが、なかなかうまくいかない。ドナは疲れていた。ああ、この世は何でもマネー、マネー、マネー。早く大金を稼いで一息つきたい…
<ツウの観方>
・何人で歌っているか?
・真ん中に居るのは誰か?
・この時、ターニャ、ロージー、ソフィ、スカイはどこにいるか?
・どんな仕草をして観客に向かってくるか?
劇団四季『マンマ・ミーア!』再演記念②「マネー、マネー、マネー」
https://www.youtube.com/watch?v=O6fWgK9jcbM
https://www.youtube.com/watch?v=PAR7cCeTmoc
<DONNA>
I work all night, I work all day
To pay the bills I have to pay
<COMPANY>
Ain’t it sad?
<DONNA>
And still there never seems to be
A single penny left for me
<COMPANY>
That’s too bad
<DONNA>
In my dreams I have a plan
If I got me a wealthy man
I wouldn’t have to work at all
I’d fool around and have a ball
<COMPANY>
Money, money, money
Must be funny
In a rich man’s world
Money, money, money
Always sunny
In a rich man’s world
All the things I could do
If I had a little money
It’s a rich man’s world
It’s a rich man’s world
<TANYA>
A man like that is hard to find
<DONNA>
But I can’t get him off my mind
<ALL>
Ain’t it sad?
<ROSIE>
And if he happens to be free
I bet he wouldn’t fancy me
<ALL>
That’s too bad
<PEPPER>
So I must leave, I’ll have to go
To Las Vegas or Monaco
And win a fortune in a game
My life would never be the same
<COMPANY>
Money, money, money
Must be funny
In a rich man’s world
Money, money, money
Always sunny
In a rich man’s world
<DONNA>
All the things I could do
<COMPANY>
If I had a little money
It’s a rich man’s world
Money, money, money
Must be funny
In a rich man’s world
Money, money, money
Always sunny
In a rich man’s world
<DONNA>
All the things I could do
<COMPANY>
If I had a little money
It’s a rich man’s world
It’s a rich man’s world
☆ABBA「マネー、マネー、マネー」トリビア☆
今では“日本で一番流れる洋楽”になった。TVでお金の話題になると、必ずと言っていいほどBGMで流れる。海外ではシングル「ダンシング・クイーン」に続くセカンド・シングルとしてリリースされたが、日本ではシングル「ザッツ・ミー」のB面としてリリース。ねちっこく歌うフリーダのヴォーカルが印象的だ。まるでマレーネ・デートリッヒを彷彿させる。そもそもビヨルンとベニーは日本で言うところの昭和初期、海外では1920年~30年代の欧州のどことなく陰湿なキャバレーを想像して作ろうと計画を立てた。「そうよ、お金よ、お金が全てなのよ。だけど、結局、庶民には夢の話なんだわ」という刹那的な表情が「マネー」と言う言葉を何度も使うことで見事なまでに反映されている。当初、作詩担当のビヨルンは、曲内に数多く登場する「マネー」と言う言葉に抵抗があったようだ。その為、初期のタイトルは「ジプシー・ガール」。フリーダが歌うこの歌は「マネー」を多投することで、曲そのものの力強さを生み出し、最終的に「マネー、マネー、マネー」と題名に落ち着いた。この曲が日本で大々的な市民権を得たのはミュージカル『マンマ・ミーア!』の影響が大きい。前半の見どころの一つだ。「えっ?この曲、ABBAが歌っていたの?」とミュージカルや映画を観て、初めて知った人も少なくなかったようだ。
オーストラリアや西ドイツ、フランスなど世界7カ国でナンバー・ワンを記録。スイスやノルウェイなど3カ国で2位をマークし、オーストリアでは3位、フィンランドでは7位にランクされています。ただし、前述したが、日本では「ザッツ・ミー」のB面ソングだった。
ちなみに、この曲のプロモーション・ビデオで使用されたアグネタとフリーダの衣装をパクッたのが、ピンク・レディの『ウォンテッド』だった。そっくりなのでまだ見ていないない人は是非、見てほしい。
劇団四季『マンマ・ミーア!』再演記念②「マネー、マネー、マネー」(ABBA版)
https://www.youtube.com/watch?v=ETxmCCsMoD0
https://www.youtube.com/watch?v=PX_qAtwMDFk
(1978年秋、TBS『ABBA・スペシャル』)