デス・イン・フィクション、ABBAの「ギミー!ギミー!ギミー!」をメロディック・メタル・アンセムに変貌させた
どんなジャンルでも名曲は生きる――その事実が再び、しかも圧倒的な力で証明された。アウクスブルク拠点のバンド Death in Fiction(デス・イン・フィクション) が、ABBAのディスコ・アンセム「ギミー!ギミー!ギミー!」をメロディック・デス・メタルの破壊的な一撃へと再構築したのだ。8月8日に Hicktown Records からリリースされたこのトラックは、スウェーデンのポップ・アイコンによるきらびやかなクラシックを、ブラストビート、グロウル・ボーカル、そして轟音ギターリフの嵐へと変貌させていた。
このカバーを際立たせていたのは、誰もがすぐにわかるABBAのメロディと、バンドの極限的なサウンドが衝突する瞬間だった。柔らかなディスコのリズムではなく、ノスタルジーと攻撃性が交差する暗黒の世界へとリスナーを引き込み、忠実でありながらまったく新しいバージョンを作り上げていた。これは大胆な再解釈であり、タイムレスなソングライティングがいかに予想外のジャンルでも生き延びられるかを証明していた。
2020年に結成されたデス・イン・フィクションは、常に境界を押し広げる姿勢で評判を築いてきた。彼らの音楽は猛スピードと大気的な深みのバランスをとりつつ、内なる葛藤、社会の崩壊、人間の苦闘といった物語を織り込んでいた。ここ数年で「Mark Mind」(14,000ストリーム)や「Centurio’s Whore」(12,000ストリーム)といったシングルを次々と成功させてきた。
そして今回の最新カバーをリリースした後、デス・イン・フィクションはすでに次の作品『The Great Unknown』の準備を進めており、それは9月12日に公開された。
※Death in Fiction(デス・イン・フィクション) は、ドイツ・アウクスブルクを拠点に活動するメロディック・デス・メタル系のバンドです。
基本情報
- 結成:2020年
- 拠点:ドイツ・アウクスブルク
- ジャンル:メロディック・デス・メタル(速さと攻撃性を持ちながら、叙情的・旋律的要素も融合させるスタイル)
音楽的特徴
- 攻撃性と旋律美の融合
ブラストビートやグロウル(デス声)を駆使しながらも、メロディを重視しているのが特徴。 - テーマ性
内面的な葛藤、社会の崩壊、人間の苦悩などを歌詞に込める。 - サウンド
フェロシティ(凶暴性)と雰囲気的な深みを両立させる音作りを志向している。
代表曲・活動
- 「Mark Mind」 ― 約14,000ストリームを記録
- 「Centurio’s Whore」 ― 約12,000ストリーム
Death in Fiction Turn ABBA’s “Gimme! Gimme! Gimme!” Into a Melodic Metal Anthem