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【レビュー】カッティング・ルームでの「ブロードウェイ・シングス ABBA」が名曲を再創造

9月26日、「ブロードウェイ・シングス」がカッティング・ルームで「ブロードウェイ・シングス ABBA」を上演しました。この夜は伝説的なスウェーデンのバンド、ABBAの名曲を祝うと同時に、新しいアレンジとパワフルな歌声で再発明するものとなりました。音楽監督ニック・ワイルダースの指揮のもと、このショーはABBAの楽曲カタログがどんなジャンルでも生き生きと響き、観客と強くつながることができることを証明しました。

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バンドはキーボードを担当するワイルダースを中心に、デイヴィッド・チンクエグラナ、コリン・ディーン、プライス・マクガフィー、矢代弥生、ガビ・フィゲロア、サリー・ゴルスキ、アリー・プリチャード、クライド・デイリー、フレディ・フレデリクソン、エイミー・グリフィスが参加しました。彼らは精度とグルーヴを兼ね備えた土台を築き、歌い手たちが自分自身の表現を自由に行える空間を提供しました。バックコーラスのディナシア・ジョーダン、メグ・ドウィネル、アーノルド・ハーパー2世は、豊かなハーモニーでアレンジに奥行きと温かさを加えました。

キャストにはディナシア・ジョーダン、テイラー・イマン・ジョーンズ、メグ・ドウィネル、カイル・テイラー・パーカー、ティム・エーリッヒ、アンソニー・フェスタ、リラ・クーガン、L・ロジャース、コーリー・マック、エミリー・アルバラード、ケリー・マッキンタイア、アーノルド・ハーパー2世が名を連ねました。ブロードウェイの才能豊かな顔ぶれが、馴染み深い楽曲を新鮮に生まれ変わらせました。

最も心を打った瞬間の一つはL・ロジャースによる「チキチータ」でした。曲をコアの部分まで削ぎ落とした感情的な歌唱で、彼女の声は力強さと繊細さを兼ね備え、歌詞の中の痛みを引き出し、観客に楽曲の新しい脆さを感じさせました。そのパフォーマンスは非常に個人的で、観客の心に真っ直ぐ届きました。

テイラー・イマン・ジョーンズは「SOS/アンダー・アタック」で舞台を圧倒しました。エモ・ロック風の美学を取り入れた演奏は、暗いエッジと力強い緊張感で馴染みのあるメロディーを生々しく予想外のものに変え、ABBAの楽曲カタログがいかに現代的スタイルに適応できるかを示しました。

その夜のハイライトのひとつは、エミリー・アルバラードによるバチャータ風「悲しきフェルナンド」でした。リズミカルな揺れと彼女の温かく共鳴する歌声によって、この曲はバラードであると同時に祝祭のような響きを持ちました。微妙なスタイルの変化が曲に新しい個性を与え、さらにスペイン語の歌詞を加えることで作品が完成しました。

ケリー・マッキンタイアは「レイ・オール・ユア・ラヴ・オン・ミー」にハードロックのアレンジで挑みました。彼女の圧倒的な歌唱力と存在感あるステージングは、この曲を全力のショーストッパーに変え、観客を熱狂させ、最後の音が消えた後も大きな歓声が鳴り響きました。

夜の終わりには、「ブロードウェイ・シングス ABBA」はカッティング・ルームの観客全員を立ち上がらせ、ABBAの音楽だけでなく「ブロードウェイ・シングス」シリーズの革新的な精神を祝うものとなりました。時代を超えた名曲が、リスクを恐れないアーティストによって常に新たな驚きを生み出すことを証明したのです。

詳しくは「ブロードウェイ・シングス」は2025年10月25日(土)午後14時45分に再演されます。また「ブロードウェイ・シングス・テイラー・スウィフト」は2025年12月13日に開催されます。

https://www.broadwayworld.com/cabaret/article/Review-BROADWAY-SINGS-ABBA-at-The-Cutting-Room-Reinvents-the-Bands-Greatest-Hits-20251004


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