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ポール・スタンレー、KISSアバター公演について語る

「すべての座席が完璧な視聴距離と角度になるよう、専用アリーナを建設しなければならない」

米紙『USA Today』のメリッサ・ラッジェーリとの新たなインタビューで、KISSのリーダーである ポール・スタンレー と ジーン・シモンズ が、2028年にラスベガスでの開幕が予定されているKISSのアバター公演について語りました。

この名称未定のKISS体験型ショーは、ABBAの ビヨルン・ウルヴァース が共同創設したスウェーデンの音楽投資会社 ポップハウス・エンターテインメント にとって、米国市場への本格進出第1弾となります。

ポップハウスは2014年に設立され、ABBAのデジタルコンサート 『ABBAヴォヤージ』 を手掛けています。2025年3月には13億ドル(約2,000億円)以上を集めた投資ファンド「ポップハウス・ファンドI」を完了し、音楽カタログや知的財産権への投資を進めています。

報道によると、3億ドル(約450億円)以上とされるKISSとの契約により、ポップハウスはKISSの楽曲カタログ、バンド名、肖像権、象徴的なフェイスペイントのデザイン、さらに原盤権や出版権のアーティスト持分を取得しました。

スタンレーは次のように語りました。

「私たちが作っているものは、間違いなく人々を驚かせるでしょう。今ここであなたと私たちが向かい合っているのと同じくらいリアルです。没入型であり、想像を超える体験になるでしょう」。

さらに、総工費約2億ドル(約300億円)とされる専用会場の建設について、

「すべての観客が完璧な視聴距離と角度で見られるように、アリーナそのものを建設しなければならないのです」

と説明。

そして、

「正直なところ、誰も座ってはいないと思います。『ああ、本物のアンプみたいだね』というようなものではありません。これは通常の意味でのコンサートではなく、没入型体験なのです」。

と語りました。

ジーン・シモンズもこう付け加えました。

「映画があります。脚本があります。監督たちもいます……。私たちはまるで寿命を終えたかに見えるイモムシが繭に入り、そこからかつてないほど美しい姿になって現れるようなものです」。

どの時代のKISSが登場するのか?

2026年4月、『Pollstar』誌のインタビューで、アバターショーには現在のKISSとオリジナル・メンバーのどちらが登場するのかと尋ねられたシモンズは、

「登場するのは象徴的なキャラクターたちです。デーモン、スター・チャイルドなどですね。そのメンバー構成をどう考えるかは観客次第です」

と回答しました。

また、使用される楽曲についてスタンレーは、

「長年にわたるクラシック曲のすべて、そしていくつかのサプライズがあります」

と説明。

シモンズはさらに、

「それらすべてに加えて、新曲もあります」

と明かしました。

「新曲とはどういう意味か」と聞かれると、

「そのままの意味です。私たちが書いた新曲です。すでに曲は完成しています」

と語りました。

『ABBAヴォヤージ』との違い

『ABBAヴォヤージ』が1970年代のABBAコンサートを忠実に再現しているのに対し、KISSのアバターは現実を再現する方向ではありません。

2023年12月2日、ニューヨークの マディソン・スクエア・ガーデン で行なわれたKISS最後のコンサートで公開されたアバターは、現実的な分身というよりもファンタジー世界のスーパーヒーローとして描かれていました。

身長約2.4メートル(8フィート)の巨大な姿で火を吹き、指先から電撃を放ち、観客の上空を浮遊する演出が行われたのです。

「KISSらしい炎を最大限に」

ポップハウスのCEOである ジェシカ・コラヴォス は『Pollstar』に対し、

「マディソン・スクエア・ガーデンで見せたものは初期プロトタイプでした。その後、ショーのコンセプトもアバター技術も大きく進化しています」

と説明。

現在は著名クリエイターの ティエリー・クープ が率いるチームが開発を進めており、

「KISSならではの火炎放射演出を最大限に生かすため、新世代LEDスクリーンとの組み合わせでパイロ演出をテストしています」

と語りました。

さらに、

「このショーは、KISSのヒット曲、コミックブックの世界観、キャラクターたちを巡る狂気の4Dジェットコースター体験になります」

と明かしています。

Sphereを超える体験?

シモンズは別のインタビューで、

「Sphereの何倍もエキサイティングな体験になる。ラスベガスのSphereを見た人はそのスケールに圧倒されるが、KISSのショーはそれを取るに足らないものに見せるだろう」

と豪語しました。

さらに、

「ドラゴンが現れて火を吹けば、観客は実際に熱を感じるでしょう。火や硫黄の匂い、コーヒーの香りさえ感じられる。私たちは視覚だけでなく五感すべてを刺激するのです」

と語っています。

また、このショーはラスベガスだけでなく、

「世界中で展開する」

予定だとも明かしました。

ポール・スタンレー「KISSは普通のロックバンドではない」

スタンレーは2025年3月のインタビューで、

「ラスベガスでのアバターショーは誰もが驚くものになる。ホログラムや実験的な見世物ではない。本当に私たちがそこにいるように見える」

と語りました。

そして最後にこう締めくくっています。

「私たちが他のロックバンドと同じ枠の中で生きる理由はありません。彼らはそうするしかない。でも私たちは違う。私たちはKISSなのです」

なお、ポップハウス前CEOの ペール・スンディン は2025年のインタビューで、このKISSショーはSphereではなく、より親密な専用会場で行われる予定であると説明しています。

またスタンレーは2024年、

「ABBAヴォヤージをさらに発展させた技術を使うため、その技術専用の建物が必要になる」

と語っており、KISSのアバター公演が単なる映像上映ではなく、専用施設全体を使った大規模な没入型エンターテインメントになることを強調しました。

https://blabbermouth.net/news/paul-stanley-on-kiss-avatar-show-you-have-to-build-an-arena-to-make-sure-everybodys-seat-is-the-perfect-viewing-distance-and-angle


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