ガザへのイスラエル封鎖を打ち破ろうとする船団に参加している活動家たちは、彼らの船の一部がドローンによる攻撃を受け、さらに夜間の襲撃でABBAの音楽を浴びせられたと語りました。
グローバル・スムード船団によれば、この襲撃は火曜の夜、ギリシャ付近を航行していた際に「正体不明のドローンや通信妨害」によって行なわれたとのことです。
報告によると、船団の複数の船の周囲で「少なくとも13回の爆発」が聞かれ、ドローンまたは航空機が少なくとも10隻の船に「正体不明の物体」を投下したといいます。
「国際水域がまるで戦場のように感じられました」と、人権活動家であり、船団の一隻〈アルマ〉号に乗船しているヤセミン・アカル氏は米国時間の水曜日にNBCニュースへ語りました。
「爆発の連続でした……誰も助けに来なかったのです」。
活動家たちは、船団のSNSアカウントに短い動画を投稿しました。その映像には、船の上または付近で爆発が起きているような場面が映っていました。
さらにアカル氏自身も動画を投稿し、その中ではABBAの音楽が流れていました。ABBAのメンバーは、活動家グレタ・トゥーンベリと同じくスウェーデン出身です。
「彼らは私たちの通信を妨害するためにABBAの曲を流し始めたのです。無線に干渉するためにね」とアカル氏は語りました。
彼女によれば、乗組員は「沿岸警備隊にさえ連絡できなかった」といい、妨害が原因で通信が途絶したとしています。
「ギリシャの近く、つまりヨーロッパの国際水域でこんなことが起きるなんて恐ろしいことです」と彼女は述べました。
船団の広報担当者によると、死傷者は報告されていないものの、船に損害が出ており、「通信への広範な妨害」が発生したとのことです。