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ABBAの「ダンシング・クイーン」、Spotifyで20億回再生を突破

半世紀を経た今もなお、ABBAの「ダンシング・クイーン」は圧倒的な存在感を放っている。1976年に発表されたこのスウェーデンのポップグループによる大ヒット曲は、Spotifyで20億回再生を突破。Spotify上でこの記録に到達した楽曲は300曲未満しかなく、「ダンシング・クイーン」はABBAとして初めて20億回再生を達成した楽曲となった。

*ジャケット写真提供:Universal Music Group

「ダンシング・クイーン」は、1976年発売のABBAのアルバム『Arrival』からの先行シングルとして登場した。ジョージ・マックレーの初期ディスコ・ヒット「ロック・ユア・ベイビー」、Dr. Johnのアルバム『Dr. John’s Gumbo』、そしてフィル・スペクターの“ウォール・オブ・サウンド”美学に影響を受け、プロデューサーのビヨルン・ウルヴァースとスティッグ・アンダーソンが、ABBAのメンバーであるベニー・アンダーソンとともにこの曲を作り上げた。

この楽曲は、“踊ることの喜び”を祝福する作品であり、優雅さと美しいメロディーに満ちたサウンドで進行していく。その魅力は、歌詞の中で描かれるダンスフロアの瞬間――「You can dance, you can jive, having the time of your life(踊れるのよ、夢中になれるのよ、人生最高の時間を過ごしながら)」――を現実に体験させてくれるようだ。

現代の多くのミュージシャンたちもこの曲を愛している。その中には、現代アヴァン・ポップ・デュオ、Magdalena Bayのマシュー・ルーウィンもおり、彼はこの曲を「史上最高に幸福感を与えてくれる曲」と称している。

また、Jeff Tweedyが著書『World Within a Song』の中で紹介した一節では、彼が“自分はポップ音楽が嫌いだ”と思っていた時期に、「ダンシング・クイーン」がその考えを変えたと記している。

「ダンシング・クイーン」がABBAのカタログの中で最大のストリーミング・ヒットとなる以前、この曲はすでにABBA最大のチャート成功曲でもあった。この曲は、ABBAにとってアメリカで唯一の全米1位獲得曲となったのである。

その後、ABBAは再び全米1位を獲得することはなかったが、「ダンシング・クイーン」は彼らを国際的スターへ押し上げ、アメリカ市場での確固たる足場を築いた。そしてそれは、アメリカでの長いヒット連発時代の始まりともなった。

この曲の偉大さは、その後50年間にわたり認められ続けており、2015年にはグラミー殿堂入りも果たしている。

さらに、「ダンシング・クイーン」がポップカルチャーの定番として生き続けている理由のひとつが、ABBAの楽曲群を基にしたジュークボックス・ミュージカル『マンマ・ミーア!』シリーズに使用されていることだ。


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