世界的大ヒット・ミュージカル 『マンマ・ミーア!』 が、ブロードウェイでの限定再演を経て再び全米ツアーに戻ってきました。
出演者たちは、今回のツアー版には新しい魅力とエネルギーがあると語っています。
*ジャリン・スティール(ターニャ役)、ジェシカ・クラウチ(ドナ・シェリダン役)、カーリー・サコローヴ(ロージー役)。
写真:ジョーン・マーカス撮影
「なんというか……新しいエネルギーを感じるんです」。
そう語るのは、ドナ・シェリダン役の ジェシカ・クラウチ。
「私とソフィー役のジュリエットは新しく参加した2人の主演女優なんです。
そのことでキャスト同士の関係性にも新しい化学反応が生まれました。
楽屋の雰囲気も本当にワクワクしています」。
観客も作品の一部
そのエネルギーは舞台裏だけではありません。
クラウチは観客こそが作品の重要な一部だと語ります。
「私は本当に、観客はこの作品のもう一人の登場人物だと思っています。
私たちは観客のエネルギーを受け取って演じています。
ショーが終わる頃には、誰もが立ち上がって踊り、笑い、歌わずにはいられなくなるんです」。
舞台裏は超高速オペレーション
*ジュリエット・M・オヘダ(ソフィ・シェリダン役)とジェシカ・クラウチ(ドナ・シェリダン役)。
写真:ジョーン・マーカス撮影
観客が目にするのは華やかな衣装とスムーズな場面転換ですが、舞台裏では綿密に計算されたシステムが動いています。
衣装監督の エヴァ・マシエク はこう説明します。
「私たちは約25台のゴンドラ(移動式クローゼット)を持ってツアーしています。
衣装の数がとても多いんです。
代役の俳優たちも同じ衣装を着られるようにしなければなりませんから」。
さらにクラウチは、舞台裏の動きも正確に振り付けられていると語ります。
マシエクはこう続けます。
「舞台上と同じくらい、舞台裏も振り付けされています。
私には着替え担当スタッフがいて、ヘア担当責任者も同時に作業します。
すべてマニュアル通りです。
私たちはその“ダンス”をかなり完璧にこなしています」。
キャストによると、着替えの中には数秒で終わるものもあるそうです。
「私が舞台上で行う衣装替えの一つは15秒くらいです」。
ギリシャの島とABBAの世界観
*写真:ジョーン・マーカス撮影
マシエクによると、衣装は観客をギリシャの島へ連れて行くための重要な要素です。
「最初は島に到着した人々を表現するためにベージュ、白、茶色を使っています。
そしてパーティーシーンになると紫や鮮やかな色彩へ移ります。
その後に結婚式の場面が続きます」。
キャストによれば、舞台裏スタッフも作品世界の一員となり、それぞれ独自の衣装を着ているそうです。
クラウチは笑いながら語ります。
「舞台裏スタッフがどんな格好をしているのかを見るのも楽しいんです」。
家族・自分探し・喜びの物語
*ジャリン・スティール(ターニャ役)、カーリー・サコローヴ(ロージー役)、ジェシカ・クラウチ(ドナ・シェリダン役)。
写真:ジョーン・マーカス撮影
『マンマ・ミーア!』は、母親と娘、そして3人の父親候補を描く物語です。
テーマは、
- 愛
- アイデンティティ
- 自己発見
です。
クラウチはドナという人物に深く共感していると言います。
「彼女は本当にたくましくて、愛情深くて、強い女性です。
でもその内側にはとても優しい心があります。
私もそうありたいと思っています。
強く見えても、その下には大きくて柔らかい心がある人でいたいんです」。
観客へのメッセージ
*ドナ・シェリダン役を演じるジェシカ・クラウチ。
撮影:ジョーン・マーカス
では、コロラドスプリングスの観客は何を期待できるのでしょうか?
クラウチはこう答えます。
「たくさん笑って、たくさん幸せな気持ちになる準備をしてください。
そしてハンカチを1~2枚持ってきてください。
この作品は思いがけない形で心に触れてくるんです」。
キャストは、
- ユーモア
- 感動
- 高揚感あふれるABBAのヒット曲
が待っていると約束しています。
「ダンシング・クイーン」や「恋のウォータールー」などの名曲ももちろん登場します。
毎晩違うショーになる
*ドミニク・ヤング(ペッパー役)、ジャリン・スティール(ターニャ役)。
写真:ジョーン・マーカス撮影
クラウチはこう語ります。
「毎晩違うんです。
『スーパー・トゥルーパー』が大好きな観客もいれば、
『ダズ・ユア・マザー・ノウ』に大きく反応する観客もいます。
毎回違うのが本当に面白いですね」。
20年以上愛され続ける理由
キャストによれば、この作品が20年以上にわたって世界中で愛され続けている理由は、その普遍的なテーマにあります。
クラウチはこう語ります。
「これは様々な形の家族についての物語なんです。
血縁だけでなく、自分で選んだ家族についても描いています。
そして自己発見の物語でもあります。
年齢に関係なく、人は何度でも自分自身を再発見できるんです」。
初めてミュージカルを観る人へ
最後にクラウチはこう呼びかけます。
「ぜひ来て、思い切り楽しんでください。
本当にこの作品は『喜びに満ちた愛の爆弾』なんです!」。
公演スケジュール
会場:Pikes Peak Center
- 2026年6月16日(火)19:30
- 2026年6月17日(水)19:30
- 2026年6月18日(木)19:30
- 2026年6月19日(金)19:30
- 2026年6月20日(土)14:00/19:30
- 2026年6月21日(日)13:00/18:30
『マンマ・ミーア!』は、ABBAの名曲とともに、笑いと感動、そして人生への希望を届け続けています。
※パイクス・ピーク・センター(Pikes Peak Center)とは
Pikes Peak Center は、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの中心部にある大規模な舞台芸術・コンサート施設です。
正式名称は
Pikes Peak Center for the Performing Arts
(パイクス・ピーク・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ)
です。
基本情報
- 所在地:コロラドスプリングス(コロラド州)
- 開館:1982年
- 客席数:約2,000席
- 用途:ミュージカル、コンサート、バレエ、オペラ、講演会など
施設名は、コロラド州を代表する名峰 Pikes Peak に由来しています。
どんな公演が行なわれるの?
パイクス・ピーク・センターでは、
- ブロードウェイ全米ツアー公演
- クラシックコンサート
- バレエ
- オペラ
- ロック・ポップコンサート
- コメディショー
など幅広いイベントが開催されています。
近年上演された代表的な作品には、
- Mamma Mia!
- Wicked
- Hamilton
- The Lion King
- Les Misérables
などがあります。
『マンマ・ミーア!』との関係
2026年6月には、全米ツアー版『マンマ・ミーア!』がこの劇場で上演されました。
ドナ役の Jessica Crouch がインタビューで、
「観客はこの作品のもう一人の登場人物です」
と語ったのも、このパイクス・ピーク・センター公演に関連したものでした。
コロラドスプリングスとは?
パイクス・ピーク・センターがある Colorado Springs は、デンバーに次ぐコロラド州第2の都市です。
近くには、
- Garden of the Gods
- Pikes Peak
- United States Air Force Academy
などの有名スポットがあり、観光都市としても知られています。
そのためパイクス・ピーク・センターは、「ロッキー山脈地域を代表する劇場」の一つとして高い評価を受けています。
Behind the scenes of ‘MAMMA MIA!’ underway at Pikes Peak Center








