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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

1976年がABBAのキャリア最高の年だったことを証明する5曲

史上最も成功し、最も広く知られている音楽グループのひとつであるABBAは、1970年代からその後にかけて、キャッチーなポップスとディスコ・サウンドで世界中の人々を魅了した。そして彼らが商業的にも文化的にも頂点に達したのが1976年だった。

1974年、ユーロビジョン・ソング・コンテスト史上最高の楽曲とも称される「恋のウォータールー」でスウェーデンから世界へ飛び出したABBAは、その後すぐに幅広い大衆性を持ちながらも野心的でジャンルを超越した音楽を生み出していった。

作曲家・演奏家のベニー・アンダーソンビヨルン・ウルヴァース、そしてメインボーカルのアグネタ・フォルツコグアンニ=フリード・リングスタッドは、それぞれ夫婦(後に離婚)でもあった。この二組のカップルの関係は、ロック史にも大きな影響を与えた。

ABBAはしばしば「使い捨てのディスコグループ」と評されることもあったが、実際にはさまざまな音楽スタイルを自在に操る卓越した実力を持っていた。

そして、その実力が最も鮮やかに示されたのが1976年である。

この年、ABBAは後世まで愛され続ける代表曲を次々と発表した。ここでは、1976年をABBA最高の年にした5曲を紹介する。

1. 「アイ・ドゥ・アイ・ドゥ」

ABBAの3枚目のスタジオアルバム『ABBA』は1975年にヨーロッパで発売されたが、そのシングルがアメリカで本格的にヒットしたのは1976年だった。

その先陣を切ったのが、この軽快で踊りやすいナンバー「アイ・ドゥ・アイ・ドゥ」である。

サックスの音色と、アグネタとフリーダの完璧ともいえるハーモニーによって彩られたこの曲は、結婚の誓いを思わせるタイトル通り、幸せな結末を迎える恋人たちを描いているようにも、ロマンティック・コメディ映画のエンドロールに流れそうな曲にも聞こえる。

しかし歌詞にはABBAらしい複雑さがあり、主人公は相手への愛を告白しながらも、「あなたも私を愛してほしい」と迫り、関係の行方を決断するよう求めている。

この曲は1976年のABBA最大の全米ヒット第一弾となった。

ちょうどバレンタインデーに全米チャートへ初登場し、5月にはビルボード・ホット100で15位を記録した。

2. 「マンマ・ミーア」

1975年発売のアルバム『ABBA』からの最後の大ヒットシングルである「マンマ・ミーア」は、ABBAが従来のダンス・ポップの枠を超え始めたことを示す作品だった。

アップテンポで陽気な曲調とは裏腹に、歌詞は複雑で苦しい恋愛関係を描いている。

相手は浮気を繰り返した恋人だったにもかかわらず、主人公は別れたことを後悔し、その相手を恋しく思っている自分を恥じている。

そうした感情が、甘いメロディと完璧なアレンジによって表現されている。

特に特徴的なのは、ロック音楽では珍しいマリンバのリズムである。

さらに明るく響くエレキギターが加わり、「マンマ・ミーア」は実はロック色の強い作品となっている。

1976年夏、この曲はアメリカで32位を記録し、イギリスでは2週連続1位となった。

その後、この曲名は1999年のミュージカル『マンマ・ミーア!』、さらに2008年の世界的大ヒット映画のタイトルとしても使われることになる。

3. 「悲しきフェルナンド」

「悲しきフェルナンド」は1976年のABBAを象徴する曲であると同時に、フリーダにとっては1975年から重要な意味を持つ楽曲でもあった。

この曲はベニーとビヨルンによって書かれ、もともとはフリーダのソロ曲としてスウェーデン語で録音された。

その後、英語版がABBA名義で制作される。

ABBAの国際的な人気を示すように、「悲しきフェルナンド」はイギリスで4週連続1位を獲得。

アメリカでも1976年11月に13位まで上昇した。

この曲はABBAらしいディスコやポップロックとは大きく異なっていたが、当時の人気の高さからファンは喜んで受け入れた。

郷愁に満ちたこの作品は、一見すると昔の恋愛を懐かしむ歌に思える。

しかし実際には、20世紀初頭のメキシコ革命で自由のために戦った二人の男たちが、過去を振り返る物語である。

4. 「ダンシング・クイーン」

「ダンシング・クイーン」は、「若さ」と「自由」の意味を完璧に表現した1970年代の名曲である。

ABBAはこの曲によって、人生のきらめく瞬間を永遠に閉じ込め、それを世界中の人々の思い出のサウンドトラックに変えた。

豪華なアレンジと緻密な構成によるディスコ・ナンバーであり、踊ることで得られる解放感や幸福感を描いている。

そして実際に1976年、多くの人々がこの曲によってダンスフロアで同じ高揚感を味わった。

ABBAは、ディスコがなぜ世界中で爆発的な人気を得たのかを完全に理解していた。

歌詞は二人称で語られ、金曜の夜に若者たちが音楽に身を委ねながら自由を楽しむ姿を称賛している。

情熱的なアグネタとフリーダのボーカル、力強いドラム、全体を包み込むピアノが聴き手を魅了する。

アルバム『アライヴァル』に収録されたこの曲は、1976年にアメリカで発売された最後のABBAシングルとなった。

しかし結果的に、

ABBA唯一の全米1位シングル

となり、イギリスでも6週連続1位を記録した。

5. 「マネー、マネー、マネー」

ABBAは明るく親しみやすいポップソングで知られているが、1976年には社会的メッセージを込めた実験的な作品にも挑戦した。

その代表が『アライヴァル』収録の「マネー、マネー、マネー」である。

この曲には不穏な雰囲気が漂う。

メロディは時に意図的に不安定に終わり、コーラスもわずかに不協和音を感じさせる。

それが歌詞の持つ警告的な内容を強調している。

主人公は二つの仕事を掛け持ちして働いても生活は苦しい。

そして最後には、

「結局この世は金持ちの世界なのよ」

と嘆く。

1976年にはイギリスで3位を記録したが、アメリカでは1977年にようやくヒットし、最高56位にとどまった。

それでもこの曲はABBAの代表曲として認められ、1992年発売のベストアルバム『ゴールド』にも収録された。

このアルバムは後に世界で3,000万枚以上を売り上げる大ヒット作品となった。

https://www.grunge.com/2198945/abba-songs-prove-1976-best-year-of-career/


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