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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

ABBAの楽曲「チキチータ」が、グアテマラの少女たちの心を癒す

「チキチータ」――希望の賛歌。

*ユニセフ/UNI925110/イスキエルド

グアテマラのアルタ・ベラパス州の緑豊かな山々の中で、13歳の少女メルセデスが暮らしている。強い意志を宿した瞳と、大きな夢に満ちた心を持つ少女だ。

メルセデスの夢は弁護士になること。ただの弁護士ではない。不正義に苦しむ女性や少女たちを守る弁護士になることだ。

幼いながらも、彼女は自分の使命を確信している。沈黙を強いられてきた人々の“声”になることだ。

彼女の好きな色は紫。メルセデスにとってそれは「強さ」と「女性らしさ」を表し、幼い頃から身につけてきた“しなやかな強さ”の象徴でもある。

メルセデスの人生は、地域社会でギャングによる嫌がらせの標的となったことで大きく変わった。

最初は執拗な路上での嫌がらせや脅迫だったが、それは徐々に彼女の日常生活を壊していった。学校や公共の場で安全を感じられなくなってしまったのである。

やがて身の安全への懸念から、彼女は学校へ通うことを断念し、自宅に留まらざるを得なくなった。それは教育や将来の夢から彼女を遠ざけることにもつながった。

*ユニセフ/UNI925110/イスキエルド

その後メルセデスは、ユニセフがADP(アミーゴス・パラ・エル・デサロージョ・イ・ラ・パス/発展と平和のための友人たち)と連携して脆弱な地域社会で実施している暴力防止ワークショップを通じて支援対象として確認された。

これらのワークショップは、子どもや若者たちが、

  • 自分たちの権利
  • 暴力や嫌がらせを見分ける方法
  • 助けを求める場所

について学べる、安全な空間を提供している。

メルセデスのケースが確認された後、ユニセフ・グアテマラとそのパートナー団体は包括的支援を開始し、彼女と家族に心理社会的サポートを提供した。

個別カウンセリングや家族支援を通じて、メルセデスは少しずつ心の傷と向き合い、自尊心を取り戻し、困難を乗り越える力を育んでいった。

*ユニセフ/UNI925110/イスキエルド

ユニセフ・グアテマラの児童保護担当官、ドラ・アリシア・ムニョスは次のように語る。

「心理社会的支援は、心の傷を癒すだけでなく、回復力や前へ進む力を育てるものでもあります。」

この2年間で、ユニセフとパートナー団体は、アルタ・ベラパス州で4万2,000人以上の子どもや若者たちに対し、暴力防止に関するメッセージや支援サービスを届けてきた。

また、性的暴力を受けた400人以上の子どもたちに専門的支援を提供している。

この活動は、ABBAの象徴的楽曲「チキチータ」の印税による特別資金提供によって実現している。

この資金によってユニセフは、

  • 暴力防止ワークショップの拡充
  • ケースの早期発見
  • カウンセリング
  • 保護支援
  • 教育復帰支援

など、極めて脆弱な地域社会に暮らす子どもや家族への包括的支援を行うことができている。

メルセデスにとって、教育支援は人生を変える出来事となった。

ユニセフの支援によって、彼女は安全に学校へ戻ることができ、再び“弁護士になる”という夢へ向かって歩み始めたのである。

「私のような少女や女性たちを守りたいんです」。

メルセデスは強い意志を込めてそう語る。

今、彼女は胸を張って歩いている。

癒しへの道のりはまだ続いている。しかし彼女は今、希望と可能性に満ちた、より明るい未来を見つめている。

*ユニセフ/UNI925110/イスキエルド

https://www.unicef.org/guatemala/en/stories/abbas-song-chiquitita-helps-girls-guatemala-heal


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